検査項目のご説明
尿検査
尿の検査
物質が見つかれば病気の兆候が見られます。
検査名称
尿蛋白、尿糖、尿ウロビリノーゲン、尿潜血反応
1.尿蛋白
蛋白は体に必要なものなので、本来は腎臓できれいに濾し取られて、再び血液中にもどります。これが一定量を超えて尿中から見つかるということは腎臓及び尿路のどこかに異常があると考えられます。
再検査をしても異常値が出る場合は、腎炎やネフローゼ症候群、糖尿病など疑われます。
2.尿糖
尿糖とは尿に含まれているブドウ糖のことです。腎臓機能が正常だとしても濾し取る血液に含まれる糖分が多ければ、当然濾し取った後の尿にも糖分が含まれます。健康な人であれば、尿中に糖分がもれだすことはほとんどないです。尿糖検査は糖尿病を発見するための重要な目安となります。
3.尿ウルビリノーゲン
ウルビリノーゲンとは、元々肝臓で生成されるビリルビンという物質だったため、少量は血中にも尿中にも含まれるのが普通です。
仮に尿ウルビリノーゲンが多すぎる要請の場合は肝炎が疑われます。また、少なすぎる
場合は胆道閉塞などが疑われます。
4.尿潜血
通常は尿に血液が混ざることはありません、陽性の場合は腎臓や尿路(尿管、膀胱)から出血があることを示しています。再検査を行い陽性の場合は、腎炎、膀胱炎、尿管結石などが疑われます。