検査項目のご説明

腫瘍マーカー5種(男性)

がんを調べる検査

 PSA(前立腺)        

 基準値  4.0ng/ml以下(RIA法)
PSAは、前立腺に特異的にみられる抗原で、前立腺がんや前立腺炎、前立腺肥大などの
病気で値が上昇します。前立腺の病気が疑われるときに、はじめに行われるスクリーニング検査として利用されます。

 CA19-9(膵臓、胆道)       

 基準値  37.0U/ml以下
消化器、特に膵臓、胆道のがんで高値を示します。ほかに胃がん、大腸がん、肝硬変、
肝炎、でも値が上がります。
婦人科の病気では卵巣がん、卵巣腫瘍、子宮内膜症に敏感に反応して高値を示すマーカー
になります、子宮筋腫でも値があがります。

 CEA(消化器系)      

基準値  5.0ng/m以下(CLI法)
大腸がんをはじめとする各種の消化器系がんや肺がん、卵巣がん、乳がんなどさまざまながんのスクリーニングに幅広く使われている腫瘍マーカーのひとつです。
喫煙や炎症性疾患、肝硬変、糖尿病で高い数値を示すこともあります。

 SLX(肺)       

基準値  38.0U/ml以下
肺がん、肺線がんなどで高い値を示します。魏要請が少ないとされています。

 AFP(肝臓)    

基準値   10.0ng/m以下
肝細胞がんなどで、高い値を示します、また成人の慢性肝炎。肝硬変、急性肝炎、劇症肝炎の回復期、卵黄嚢腫などでも値が上昇します。
腫瘍マーカーとしては、肝細胞がん、肝芽腫、移転性肝がんなどで、診断や治療効果の
評価に利用されています。