検査項目のご説明

血液脈派検査

 動脈硬化度の測定        

生活習慣病の原因ひとつである動脈硬化を発見するための検査になります。
心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度の
ことで、脈派伝播速度と呼ばれます。血管が固いほどその速度は速くなります。

[検査の方法]

実際に計測するのは5分から10分程度です、両手と両足首の4ヶ所に血圧計を巻き、胸に
心臓の音を拾うマイクを付け測定します。(薄手の服ならそのままで測定できます。)

■ 基準値
 血圧脈派正常値  正常値
 動脈の硬さ(CAVI)  ~9.0(7.5±0.7が最適)
 動脈のつまり(ABI)  0.9<ABI<1.3

■判明する病気
血圧脈派検査の項目CAVIは動脈の硬さを見る検査で、正常値9.0を超える50%の方は
心臓、脳の動脈硬化が進んでいると考えられます。
また、ABIは動脈のつまり具合を見る検査で、0.9未満の方は動脈硬化が進んでいると
考えられます、そして1.3を超える型は動脈血管内側にカルシウムが蓄積され石灰化した
最終段階を指します。
動脈硬化を治療するには、動脈硬化を引き起こした疾病を治療していくしかありません。