検査項目のご説明

PET-CT検査

がんを調べる画像検査

 PET-CT検査       

PET-CT検査とは全身の細胞の働きから、がんを見つけ出す最新の検査方法です。

PET-CT検査は病巣部の機能を速やかに診断するPET画像検査と細かな位置情報を検出
するCT画像検査がひとつになった検査システムになります。
従来のPET検査より、病巣の発見、診断能力が格段に高まり、注目を集めているシステム
です。PET検査とCT検査を別々で行わずに、一連の流れで行うので、検査の時間差による
病巣の進行のズレを防ぐことができます。

[検査の方法]

PET-CT検査は、放射腺を出す検査薬を注射し検査薬が全身にいきわたるまで、1時間くらい安静にしたのち、その薬が発する放射線を特殊なカメラを使って外部から検出し画像化します、撮影は約20分~30分くらいです。検査薬は細胞のエネルギー源となるブドウ糖に
似た等に放射性物質を結合させたもので、その取り込み具合によって対象となる部位の
機能を判別します。

がん細胞は通常の細胞よりも増殖スピードが速いため、より多くのブドウ糖を必要とします。つまり、がんのあるところに放射線が多く放出され、それが画像に映し出されるのです。この細胞「機能」の違いから病巣を見つけるという特性は、CTやMRIの形の以上から病巣を見つける方法とは大きく異なります。

撮影が終了して、体内の放射線が少なくなるまで30分ほどお休みいただいたのち服に
着替えてお帰りになれます。 検査は2時間~3時間で終了いたします。

■判明する病気
PET-CT検診で最もよく発見されるがんは、甲状腺がんと肺がんです。その他、食道がん
肝臓への転移がん、子宮がん、卵巣がん、悪性リンパ腫などの発見に有用とされてい
ます。

■注意点
PET-CTは万能ではありませんので、がん検診では、CT、MRI、超音波検査などと組み合わせて検査を実施すると確実になります。